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好象TL应该给翻译一下

好象TL应该给翻译一下

「おう、明日香。俺だよ、俺。迎えに来たぜ」
 下校途中の林原明日香は、とつぜん見知らぬ男に後ろから声を掛けらた。声からすると、中学生の明日香とそれほど年の変わらない男子のようだったが、聞き覚えのある声ではなかった。
「は、はい?」
 幼稚園から中等部まで女子校に通っているため、同年代の男とほとんど話をしたことのない明日香は、戸惑いを隠せないまま緊張した面持ちで振り返った。丹念に結った短い三つ編みがフワッと浮き上がり、再びハラリと両肩に舞い降りる。
「あ、あの……」
 くりっとした大きな瞳で不安そうに男を見上げる。クラスでも背の順で並ぶ時は前から数えた方が早いくらい小柄な明日香は、男と向かい合う時には常に上目遣いになってしまう。
 目の前の男は大人と呼ぶにはまだ幼さを残す顔付きをしていたが、それでも明日香より頭二つ分は背が高い。長い前髪を垂らしており、その奥に見える鋭く細い目が明日香を萎縮させた。
「え、えっと……」
 どうやらこの男は自分のことを知っているようだけれど、明日香は全く彼に見覚えがなかった。
「あん? 分かんねえ? 俺だよ俺」
「ええと、待ってください、いま思い出しますから」
 とりあえずそう答えて、明日香は必死に思考を巡らせた。同年代の男の子にいきなり話し掛けられて、頭が少々混乱気味ではあるが、やはり彼に関する記憶がないのは確かだ。
 ということは、どいうことだろう。数秒の思考の末、明日香はあることに気が付いた。
まさか…………ナンパ?
「あうぅ」
 見る見るうちに明日香の顔が赤くなった。今まさに生まれて初めてナンパをされているんだと思うと、なんだか恥ずかしくなってきたのだ。男子に対する免疫はないけれど、男に興味がない訳でもない。年頃の少女として悶々とした夜を過ごすことも少なくない明日香は、期待と緊張で胸が一杯になった。
 真っ赤になって顔を俯けたまま、チラッと視線だけを上げて彼の顔を見てみた。うん、悪くはない顔だ。なんか眼つきが良くないけれど、きっと目が悪いのだろう。メガネを掛けさせれば問題はない。無駄に長い前髪は癪に障るが、後で隙を見て切り落としてしまえばいい。
 細かい修正点を改善すればという条件付きではあるが、明日香は心の中で目の前の男に六十点を付けた。一応は合格点だ。
「やっぱり私、貴方と会うのは初めてだと思うんですけど……」
 顔を上げて恥ずかしそうにモジモジしながらまずはそう言って、彼の反応を窺う。
「いやいや。俺はお前のことをよーく知ってるぜ、明日香」
「え……?」
 ふとそこで明日香は気が付いた。
(この人、私の名前を知っているっ!?)
 名前を教えた覚えはない。ならば……。
「も、もしかして、誘拐犯さんですか!? だから私の名前も知っているんですか!? 入念な下調べはもう済んでしまいましたか!?」
「いや、そういうんじゃねえんだけど……」
「じゃあ、やっぱりナンパですね? ナンパなんですね!?」 
「落ち着け。そうがっつくな。誘拐でもナンパでもねえよ」
「え? じゃ、じゃあ、一体なんなんですか……?」
 がっくりと肩を落とす明日香に向かって、男はスッと目を細めた。
「お前だって、そろそろ薄々感付いてんじゃねえの?」
「……どういうことですか?」
「お前、魔法使いだろう?」
「ま、魔法っ!?」
 思わず強い調子で聞き返してしまい、明日香はすぐさま後悔した。これでは心当たりがあると言っているようなものだ。だが今更どうにもならない。
「やはり、お前で間違いないな。こんなアホみたいにでかい魔力を持ってる奴を見落とすなんて、今まで日本地区を担当してた奴は一体何やってたんだ?」
「さあ? 遊んでたんじゃないんですか?」
「お前には聞いてねえんだよ! どう考えても独り言だっただろうが! 独り言に余計な口を挟むな!」
「す、すみません」
 男子に怒鳴られることに慣れていない明日香は、必要以上に怯えて縮こまってしまった。
「俺はな、魔法を使える奴を魔法界にスカウトするバイトをしているんだ。つーわけで、俺と一緒に魔法界へ来い」
「い、いきなりそう言われても……」 魔法界なんて初めて聞く言葉だった。
 明日香は物心付いた頃から魔法の素養に溢れていたが、もちろん、その力を他人に見せびらかしたりはしなかった。魔法をこっそり利用して、他人よりも楽で充実した人生を送ってきたのだ。
 どうすれば魔法を発動できるのかなんて考える必要はない。ただそう願えば、魔力の及ぶ限りにおいては願い通りの現象を起こせるのだ。
 わざわざ魔法の力を公開するなんて馬鹿げている、と明日香は思っている。そんなことをすれば、身体能力を強化して体育で目立つことも、透視能力を使ってテストの答を見ることも、ぜんぶ出来なくなるではないか。ズルをしていることは分かっているけれど、魔法の力があれば誰だってそうするはずだ。
 とはいえ、最近はちょっとやりすぎてしまったらしい。成績を上げるためにやたらと魔法を使っていたせいで、同じ魔法使いである彼に感付かれてしまったようだった。
 今まで自分以外の魔法使いに会ったことはなかったが、漠然と他にも魔法を使える人がいるんだろうな、とは思っていた。だから、目の前の男の言うことはすんなりと呑み込めたのだが、さすがに魔法界へ来いと言われて即答することは難しかった。
 明日香は恐る恐る彼に尋ねてみた。
「ひょっとして、泊まりになっちゃいますか? 日帰りは無理ですか?」
「泊まりとか日帰りとか、そんなレベルの話じゃねえんだよ! お前はこれから、数年掛けて魔法の修行をするんだ。ちなみに拒否権は一応あるが、俺は認めない。上司がいい加減に一人くらい契約とってこいってうるせえんだわ。お前は黙って俺に付いて来い」
「ええ!? そ、そんなの困ります! 私、もうすぐ高校受験がありますから、今から海外留学なんて出来ません!」
「海外じゃねえよ」
「え? 国内ですか?」
「国内でも海外でもねえよ! 魔法界だっつってんだろ! 異世界だよ異世界! なんでもいいから、さっさと行くって言え!」
「うー……。興味がない訳ではないのですが、でも、そういう大事なことは家族ともよく相談しないといけませんし……。あの、とりあえずパンフレット貰えますか?」
「そんなもんあるかっ! 魔法界ナメんな! もう完ッ全にムカついたぜ。無理やりにでも連れて行くぞ!」
「ちょ、ちょっと……」
 ゴオッと男の周囲に強風が巻き上がった。
 近くに立っていた明日香は手で顔を庇ってから、少しだけ腕を上にずらして彼に視線を戻した。
「ひっ……」
 思わず小さな悲鳴が口を漏れ出る。赤く色の付いた風が男を覆い、それが遥か上空にまで立ち上っていたのだ。活性化した魔力が彼の体内から溢れ出している!
 そのあまりの巨大さに明日香は驚愕した。自分も魔力を解放するときは色彩を帯びた風が空を舞うが、せいぜいが二階建ての建物くらいの高さまでしか届かない。それなのに、男の魔力は天を突き抜けているかのように遥か上空まで伸びていた。
 今まで比較対象がいなかったので、明日香は自分が最強の魔法使いだなんて思ったことはなかったが、しかしここまで魔力の差があるとも思ってはいなかった。途方もない実力差に唖然とすると同時に、その巨大な魔力が自分を狙っているという事実に愕然とした。
「さあて、んじゃあ、ちぃっとばかし俺の力を見せ付けといてやるか」
 男はツッと右手の人差し指をエリカに向かって突き出した。シュウウゥゥと音を立てて指先が光り始め、少しずつ光点が大きくなっていく。
 収束した魔力を直接ぶつけてくるつもりだ、と明日香はすぐに思い至った。なにしろ、収束砲は自分も以前に一度だけやったことがあるのだ。あの時に体育館の裏で試しに撃ってみた収束砲は、確かコンクリート塀を突き破り、隣の田んぼにめり込んだのではなかっただろうか。明日香よりも遥かに強い魔力を有している彼は、それを自分に向けてやろうとしているのか……?
 明日香の膝が恐怖でガクガクと震えた。本当に死ぬかも知れないと思ったのは人生で初めてのことだった。心臓が鷲掴みにされたかのような息苦しさに襲われ、それが余計に明日香を焦らせる。
「や、やめてください! 死にますっ! 死んじゃいますぅっ!」
「安心しろ。本気では撃たねえよ。百分の一の力で撃ってやる。これくらいが、お前を殺さずに昏倒させるのにちょうどいい威力なんだ。お前が魔力を振り絞って魔法障壁を作ることが出来ればの話だがな」
「な、なんですかそれ!? 魔法障壁なんて知らないですっ!」
「俺の攻撃から身を守る壁を、適当にイメージすればいいんだよ。ほれ、いくぞ」
「ひいいぃぃぃっっ!」
 男の指先に集まったテニスボールくらいの大きさの光の玉が、急速に小さくなってそのまま消滅した。次の瞬間、河川を荒れ狂う濁流のように、指先から真紅の魔力が明日香を目掛けて殺到する。
「あ、やべ……」
 男の口から焦ったような声が漏れ出た。それは明日香の耳にも届いたが、そんなことを気にしているような余裕はなかった。とんでもない魔力量が轟音と共に迫ってきているのだ。明日香の視界が男の魔力の色である赤で埋め尽くされ、認識出来るギリギリの速度で襲い掛かってくる。
 明日香は必死で両手を前に突き出して防御壁を構築した。目の前に身長の二倍はある薄青色の壁が出現する。ぶっつけ本番の処女作にしては手応えのある出来になった。これなら防ぎきれるかも知れない。そんな甘い認識に浸った直後、防御壁は男の収束砲を受けると同時に吹き飛ばされてしまった。
「きゃああああぁぁぁぁっっっ!」
 大声で上げたはずの悲鳴は、耳が痛いくらいに凄まじい砲撃の轟音にかき消された。明日香の小さな身体は、重い衝撃を受けて弾き飛ばされ、軽々と宙を舞った。


「あーあ、死んだかな?」
 明日香は全身に重りを付けられたかのように身動きができなかった。気を抜くと途切れそうになる意識の中、男の声が近づいてくるのが辛うじて分かった。
「おーい。生きてるのかって聞いてんだよ。返事しないと、トドメを刺すぞ」
「何でですかっ!? 昏倒させるのが目的だったんじゃないんですかっ!?」
 思わずガバッと起き上がって突っ込んでしまう。全身の至る所に激痛が走り、明日香は顔を顰めて身体を硬直させた。
「あ、あうっ」
「おっ、生きてたか。へえ……結構見込みあるかもな、お前。収束砲を撃ったとき、ちょおっと予定より数倍の威力にしちまったんで、死んじまったのかと思ったぜ。わりぃわりぃ」
「ひ、人を殺しかけておいて、言うことはそれだけですかっ!?」
「謝ってるだろうが」
「誠実さの欠片もありません! そもそも、私が死んでいたら謝ることなんて出来なかったんですよ!」
「その時は死体に向かって謝るさ」
「死んでください!」
「お前が俺の言う通りにしねえからこうなったんだろうが」
「酷い! この殺人未遂犯!」
「あー、はいはい」
 まともに動けない明日香を、男はひょいっと無造作に抱え上げた。
「あううっ。さ、触らないでください!」
 明日香の顔がポッと火を付けたかのように真っ赤になる。
「ホントうるせえ奴だな。ほーら、お姫様抱っこだぞー」
「は、恥ずかしいです! 下ろしてください!」
「いいから静かにしろよ。このまま魔法界へ連れて行ってやるよ、エリカ」
「き、気安く呼び捨てにしないでください!」
「分かったよ、エリカちゃん」
「もっと気安くなってます!」
「お前も、俺のことを気軽にリリスって呼べばいいだろ。それで条件は同じだ」
「リリス? それが貴方の名前なんですか? でも、顔は日本人にしか見えませんけど」
「いや、本名じゃねえよ。ただのあだ名だ。どうだ、カッコいいだろう?」
「……そうですね」
「あれ? 何で半笑いなんだ?」
「え!? わ、笑ってません! 本当です! 内心で失笑なんてしてません! その心情が思わず表情に出てしまったという訳でもないです!」
「嘘をつけ、嘘を」
「し、失礼なことを言わないで下さい!」
「失礼なのはお前だろうが!」
「……そ、そんなことよりっ!」
 明日香は慌てて話を戻した。
「これは誘拐じゃないですかっ! やっぱり貴方は誘拐犯さんだったんですね! しかも殺人未遂までして! 塀の中に入ったら当分は出てこられませんよ!」
「まあ結果的には誘拐になるか……。入念な下調べもしてるしな」
「し、下調べって、いったい私の何を調べたんですか!?」
「決まっているだろう? 下着の色とかスリーサイズとか彼氏の有無とか」
「ただのストーカーじゃないですかっ!?」
「ストーカーじゃねえ。誘拐犯だ」
「誰か助けてぇっ! 攫われるぅっ!」
 声を振り絞り周囲に向かって助けを求めたが、周りには全く人の気配がなかった。
「無駄だぜ。お前に声を掛ける前から、ちゃんと人払いの結界を張ってあるからな」
「最初から誘拐する気だったんじゃないですか!」
「お前が従順にしてりゃあ、ぶっ飛ばすこともなかったっつーの。まあ心配すんな。ほんの数年だけ魔法界で修行すれば、自由に帰れるようになるからよ」
「な、なんでそんなことしなくちゃいけないんですか?」
「魔法制御が未熟だと、魔力が暴走して色々と面倒なことになる可能性があるからな。それに、思想教育とかもしなくちゃならねえし。特にお前の場合、自分が得をするために魔法を使いまくってたからな。ちぃっとばかし、厳しいお仕置きが待ってるかもなあ」
「う……」
「まあ、お前は魔法の才能がありそうだから、一年くらい修行すれば帰ってこれるんじゃねえの?」
「あ、あの、私、もうすぐ高校受験があるんですけど……」
「ん? ああ、なんだ、そんなことくらいで心配すんな。俺がひとつ、いいことを教えてやる」
「な、なんでしょうか?」
「よく聞けよ? 実はな……世の中には、高校受験で浪人する奴だっているんだぜ!」
「いやああぁぁぁ!」
 明日香を抱えた男は、魔力を解放して華麗に空へと飛び立った

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眼花了.....银来翻译吧~
你与我的相遇,再也不是一次偶然......如果这是最后一次,那这次的友谊将是永恒......

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LZ都很有 预见性 的说"TL来翻译"了嘛,  再说我和LZ也不熟悉, 没有帮忙的义务, 我又不是雷风
いやもうどうでもいいよ!   疲れたんだよ、死ねばいいんだ人間なんて… もう信じねーぞ!   もう騙されねーからな!!  人間なんぞ守るより自然保護だろ!

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你和老大不熟?你可以去死了……老大会很伤心的

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我说了是LZ.... 不是TL ....  您该换一副眼镜啦
いやもうどうでもいいよ!   疲れたんだよ、死ねばいいんだ人間なんて… もう信じねーぞ!   もう騙されねーからな!!  人間なんぞ守るより自然保護だろ!

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啊拉,又无所谓,你就当你刚才说你和TL不熟吧~

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啊, 这么说也对啊, 的确无所谓呢...
いやもうどうでもいいよ!   疲れたんだよ、死ねばいいんだ人間なんて… もう信じねーぞ!   もう騙されねーからな!!  人間なんぞ守るより自然保護だろ!

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嗯嗯,是吧是吧,你也觉得无所谓吧~

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是啊, 没错!  不也满好的吗, 小西, 又无所谓...
いやもうどうでもいいよ!   疲れたんだよ、死ねばいいんだ人間なんて… もう信じねーぞ!   もう騙されねーからな!!  人間なんぞ守るより自然保護だろ!

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那就请小银同志 代劳翻译一下了~

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[56][/56]

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乱了乱了,又发了些什么东西?

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